ボテボテホットケーキの想い出
最近、ホットケーキミックスを使った簡単おやつをよく作って
朝食にしたり、しています。
けっこう頻度高く作っているのですが、
粉を混ぜている時に、どうしても思い出してしまうことがあります。
その後のわたしの人生に大きく影響を与えた、
子供の頃の忘れられない出来事、それは、「ボテボテホットケーキの想い出」です。
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我々三姉妹は、よく自分たちでパンケーキや卵焼き(オープンオムレツみたいなもの)を作ってはおやつにしていました。
▼共働き家庭だったので、姉の私がおやつをつくります!
長女の私は「よし!何か作るぞ〜!」と声をかけて、妹たちを台所に召集し、
タネを流しいれたフライパンを持って廊下に走り出し、
生地が余熱で良い感じになるまで妹たちを従えて廊下を往復する・・・という方法で楽しんでいました。
妹たちも、息を切らして付いてきていたことを思えば、楽しんでくれていたのじゃないかな・・・と思っています。
わたし 「おいしいね!」
妹たち 「おいしいね!」「作ってくれてありがとう!」
▼そしてある日、いつものようにパンケーキを作ろうと思ったのです。
その日の戸棚には、小麦粉とお砂糖しかありませんでした。卵がなくても、なんとかなるよね。と頷きあう三姉妹。
そして思いついた私。
わたし 「小麦粉、お湯で溶いたらもっと早く出来上がるんじゃない?」
妹たち 「そうだそうだ!すごい!グッドアイデア!」「おなかぺこぺこ!早く早く〜」
▼そして小麦粉に熱湯を入れて混ぜてみると、、、
あれ、ボテッとしてない・・・?
▼フライパンで焼いてみても、、、
やっぱり、ボテッとしている・・・
これは、モチ・・・?
▼できあがり!(あれ?みんな真っ青!)
シロップも切らしていたので、お砂糖を煮溶かしたものをかけて、妹たちに出したのでした。
わたし 「さあお食べ!」
妹たち 「ど、どうしよう・・・」 「食べないと殴られるよーー」
妹たちは、かわいそうに「おいしいよ!」といって食べてくれました。。。
それを聞いた私は「おいしい?じゃあ、全部あげる!」なんて言って・・・
本当に、良い妹たちで、ひどい姉だったのでした。
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わたしは後に「グルテン」について勉強することになるのですが、
グルテンと聞くたび、粉を混ぜるたびにこの出来事が思いだされ、心の中で妹たちに懺悔をするのでした。
本当、お料理は奥が深いです。
小麦粉をお湯で溶くと、うどん生地もといモチみたいになるなんて…
これからも、もっと勉強するぞ〜!
心から「おいしい」と思ってもらえるお料理を〜〜!!!