丸腹日記07:席を譲られて感動!&マタニティマークって…使う?
3ヶ月目に入ってから支給された母子手帳&助成券、マタニティマークのキーチェーンたち。
前回の記事はこちら▼
マタニティマークっていうのは、これね。ピンクのあのマーク。
この時、3ヶ月目でもらえるんだ!って思ったんだけど、これって、私の勘違いだったみたい。
今回この記事を書くにあたって検索して知りましたが、、、鉄道会社の窓口とか、雑誌たまごクラブの付録とか、そういうのでもらえるみたい。使うつもりがあれば、自治体の配布を待つ事無く、いくらでももらえたんだねえ。
で、これまで全く気づかなかったけど、自分が妊娠してみると不思議と目につくようになるもので、結構付けている人をみかけました。それも、私がもらったシンプルな丸い形のものとも違った、ゴールドのデコレーションがされている大きめサイズのものや、ハート型のもの、ヒョウ柄のものまで見かけて「えーっ、どの自治体がそういうことしてるの?!」とここでも勘違いしてて…
たしか池袋でみかけたので、「おいおい豊島区、ヒョウ柄って!」って勝手に思っちゃったりしてました。あは〜
ところで・・・妊娠している人のうち、どのくらいの人がマタニティーマークを使っているのかしら。
私自身はこれをつけた場合の「『ほら妊婦だよ、いたわってケロケロ〜!』と主張する感じに見られるのは嫌だなあ」という気持ちがあって、具合悪くない時は、やめとこ。みたいに思っていました。
その一方で、自分では気づかない不調から状態が急変したりして、倒れちゃったり意識を失ってしまうような時には、倒れた理由がわかるという意味でいいよね、とも思う。もちろん、その前に休めているといいのだから、なんだかおかしな話だけど・・・
妊娠初期、中期、後期と経過してきて思うのは、電車などで一番席を譲って欲しかったのって、1〜3ヶ月目のつわりの強い時期だったなあ。。。ってこと。
私は4ヶ月目にはつわりっぽい症状はだいぶ落ち着いていたけど、3ヶ月目あたりまでは何もしていなくてもクタクタな感じがして、身体のチカラが抜けていて眠いし、ダルいし、ずるずるっとその場に座りこみそうになってしまうので、この時にこそ座席を譲ってもらえたら嬉しかったなあと、今となっては思います。見た目では全くわからないし、自己主張する元気も出ないし…
実際、マタニティマークをもらったのが既に3ヶ月目の頃だったし、具合が悪いっていうより眠すぎる、っていう感じだし…。結局はちょっと我慢して、立って乗ったりしてしまっていました。
そんな中、、
だんだんお腹も目立ち始めた5ヶ月目の頃に「やっぱり何かあったら怖いし、つけてみようかなあ」とマークをバッグにつけて、初めて電車に乗ってみました。
座席は全て埋まっていたので、ドアの近くの寄りかかれる隅っこにササっと移動して大人しくしていようとしたのですが、なんと!!!間髪入れずに、最寄りの席に座っていた好青年が早速私を見つけて「どうぞ!」と譲ってくれたのです。
えっ!
「あ、、、ありがとうございます・・・・」
席に着かせてもらいながら、、・・・・じ〜ん。ふわっふわとした気持ちに包まれました。
そして心で叫びました。いたよ、母ちゃん!絵に描いたような「妊婦さんに席を譲ってくれる人」が〜!!! って。
その好青年は、次の駅ですっと降りたのですが、もしかしたら気を使わせないためにしてくれたのかもな…。 まだ自分自身でも妊娠の実感がそこまでできていない時期でしたが、「子っ子の存在を大事にしてくれる人が現れた!」と思いました。
新しい命、Welcome!!!って言われた気がしました。
「世の人々」のことを私は見くびっていたよ、と反省。。。
なんだか急に、自分の中の子の存在が感じられて、自分のことも、もっと大事にしなくちゃ!と思えたほどです。
この日は確かイラスト本(マルからはじめるかわいいイラストの描き方)の撮影のために移動していたのですが、当日お会いした皆さんに「早速譲ってくれる人がいて、感動した〜!」とお伝えしたのを覚えています。
しかしですね。。。。その想い出を最後に、その後は一度も席を譲られることはなく、むしろ、おじいちゃんが私を押しのけて我先にと座席をゲット!したりということもありました。
周りの「やっと座れた〜^^」とホッとしている人たちを見ると、このマタニティマークに気付かれて席を空けてもらうのもねえ、と思えて、つけていたマークを手で握って隠したりして。しまいには外すことにして、その後はつけるのをやめました。
今となれば「妊娠初期の眠すぎる症状もサインのひとつだから、休ませてもらえるチャンスが増えるなら、妊婦さんは甘えて安静にしておいたほうが吉!」だとは思います。
私自身は、初期の崩れ落ちそうな辛さ以外は割と大丈夫だったので良かったですが、人によっては本当に安静にしておくべきなのに電車移動しなければならない環境の人もいると思うので、「さあ、どうぞどうぞ僕の席に!」「いや私の席に!」っていう空気は必要だなあと思います。
何人か妊娠中の友人がいるけれど、みんな「マタニティーマークはつけないなあ」って言ってる…。バンバン受け入れてもらえる環境がない限り、なんだか遠慮しちゃって余計にストレスだったりするってことなのかもね。
一人一人の心に余裕があって、人に与えられるほどの愛がある状態を作っていかないと、なかなか難しいよね。社会全体のお話な気が、する。妊婦がどうとかじゃなくって、みんながニコニコする状態を作っていくのが、大事だよね。。
そんなことを思ったマタニティーマーク。みんな、なるべくご自分が大丈夫な時は、優しく、譲ってあげてネ。お腹が大きくないうちの妊婦さんも、見た目以上に疲労感があったりするんですよ〜。
というところで続きはまた次回。次は、そろそろ人に伝えはじめよう…と思った頃のお話です。以上、今回もお読みいただきありがとうございました〜!
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